「全然見つからないね」


「そうですね」


「見つかると良いんだけど…」


「ですね…」


スリッパを探すが一刻も見つからない。


このまま探してても授業に遅れてしまうそう思ったとき岡本先生が見つけてくれた。


「あっこんなとこにあったよ」


「あっありがとうございます」


「いえいえでも何でこんなとこあるんだろう?」

その場所というのがゴミ箱の中という悲惨な場所にあったのだった。


「ですよね…」


「あんまり気にすると駄目だから授業に行こっか」


「はい。分かりました。本当にありがとうございました。」


もう一度お礼を言って教室へむかった。


教室へ向かうとき私は岡本先生に対してスッゴくどきどきしていた。