んー…と考えて良助くんが

にこりと笑ってこちらを見る。





「でも、ここに住んでる人、
 みんな家族だよ」

「え?」




良助くんの言葉にもう一度聞き返す。


すると、良助くんは

笑みを深めながら話出した。




「ここに居る人はさ…
結構訳ありな人が多いんだ。
孤児だったり特殊な力があって
親に捨てられた奴だったり…
そういう奴を拾ってくれてたのが
風神さんとその御先祖」





良助くんの言葉に胸が熱くなる。




皆たくさん苦しい思いをしていた

そんな人達に手を差し伸べた風神さん。



”家族”という形で。