「今、家ちょっとバタバタしててさっ!
もしだったら私が鼓乃実の家行くよ?」


『えー・・・?それじゃなんか悪いよ。』


「いいよいいよ!———うん、じゃあ夕方行くね!———はーい。」

ピッーーー

「はぁ・・・」


一番信頼している友人にまで話せない事が、物凄く苦しい。

話さなきゃいけない事は分かってるんだけど・・・
それ以上に
心配をかけちゃいけないという気持ちがそれを上回ってしまう。