君一色




「………何やってんの」


「―――――ぁ……」


雨で濡れているせいで髪も顔も別人のようだったが
………


確かに、夕方の女子校生だった。



さっき店を出た時点で既に11時をまわっていたから、今はもうそれよりも遅い時間だろう。

「こんな時間に一人で歩いてたら危ない。―――家は?」


そう聞くと、彼女は俺から目線を外して黙り込んだ。


あ……なんか半年前みたい。

そんな事を考えながら彼女の目を見ていると、彼女はもう一度目線を上げて俺の顔を見る。