泥棒ではなかった事に安心してため息をつく。
「―――…びっくりしましたよ。………ただいま、久しぶりですね。」
「ああ。」
きっと、家に帰ってきたからには何かあるのだろう。
―――私から聞くべき
「伯父さん、夕飯食べました?これから作りますけど……」
とりあえずそう尋ねると、彼は首を振った。
「いや……いい。――――――それより、話があるんだ。いいかい?」
そう言うと、私の返事も聞かずにリビングから出ていってしまった。
――どうやら
まともなようにも見えるけど………少しお酒が入っているらしい。
酔っているように感じる。
多少の不信感を持ちつつ、彼に続いてリビングを出た。
