ガタガタッ!


大きな物音と共に、自分がまた何かをやらかしたことに気が付く。


後ろをゆっくり振り替えると、棚に山積みされていたであろうお菓子が
崩れてフロアに散らばってしまっていた―――



あぁぁ!!
鞄に引っ掛かったな!



静かな店内に響いた物音に、周囲の客がちらちらこちらを見てくる。


「あちゃー………」

一人そう呟くと、
渋々しゃがみこんでお菓子を拾い始めた。