君一色



明るくて強い、凛さんみたいな女性。
私もそうだったらなー



と思っていると、いきなり頬の辺りに温かいものがあたった。

「ひゃう!?」

振り返ると、満面の笑みの恭弥君。


「はい、話してみようか」



その笑みに恐怖を覚えながら、渡されたココアを受け取った。


ーーーこういう時の恭弥君って、無駄に真面目だから苦手だー・・・