―――――――――――――――― つらさから立ち直るのって、本当に難しくて。 つらさを忘れようとする事自体がつらくて仕方がなかった。 私は、笑えなくなった。 ――私にとっては、ただの“失恋”じゃなかった。 誰かに……愛されたいっていう願いから、また遠ざかってしまったから。 こうしてまた、私を受け入れてくれない人間は増えていく。 そう思ったら、もう心から笑うことなんて出来るわけがなかった……。