「素直に、守ってあげたいなって思っただけなだけどな」
「それが好きってことなんじゃないの?」
「え?」
鼓乃実に突っ込まれて、何も言えなくなる。
ーーーそんな風に考えたことなかったな
でも
好きっていうのは、なんていうか・・・もっとこう・・・
よくら分からないけど
しっくりこないのは確かだ。
「高瀬さんはどっちかっていうと、お兄ちゃん・・・なんだよね///」
うん。そうそう、これならしっくりくる。
満足そうに頷く私とは裏腹に、鼓乃実は眉をしかめる。
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