込み上げてくる感情が
自分の涙腺を破壊しそうになる。


馬鹿みて・・・





そんなんだから
俺に好きになられるんだよ。


「和音・・・」


「はい。」


「ーーーーーちょっと離して」



「ーーーーーっ!!!///////すみませっ!!」



我に返ったように声を荒げて勢い良く身体を離すと、そのまま部屋の隅で小さくしゃがみ込み、頭を抱えた。



ーーーなんなんだ、この子は



「和音」




ゆっくりと彼女の方へ近づいたが、手で顔を隠したまま全く顔をあげようとしない。