話しているうちに だんだんと昔の高瀬くんに戻って行くような気がする。 なんか 久しぶりに教師と生徒って感じだ。 高瀬くんの言葉に自然と顔が緩んでしまう。 そんなの、自信持てばいいのに。 「何言ってるの。ちゃんと守ってあげなさい。」 私の教師口調に、高瀬くんはさらに笑う。 「・・・はーい」 最後に、4月からこの学校に就職する事を聞いて高瀬君とは別れた。 校門まで送ると 心配そうな顔をした南さんが一人で待っていた。