そして今
信じられないことが起きている。



五年ぶりの再開だ・・・




目の前の青年は、あの頃の金髪で明るかった"高瀬くん"とは雰囲気も、声も、まるで違う。

いつの間に
こんなに変わってしまったんだろう?




「ずっとね、会いたかった。ーーーーー高瀬くんは・・・違うか。」



「俺は・・・ーーーうん。そうだね、先生に会っても何話したらいいかわかんないし・・・」


「ははっ。・・・私も、もし会えたらこう話そうって、決めてたのに。全然だめね」


軽く笑い声をあげた途端、高瀬くんの目が私を捉える。