校長室へを出て、そのまま別室に移されて二人になったところで
俺はようやく口を動かした。


「なんで・・・だよ?嘘ばっか言って・・・」


「嘘なんて言ってない。全部本当の事だよ?」


「どこがっ!!」

思わず先生に掴みかかると
涙を滲ませた目で俺を睨んだ。



「お願いだからっ・・・言う事聞いてよっ・・・」


「ーーーっ!」


「高瀬くんはっ・・・まだやらなきゃいけないことがあるでしょう?」


一筋涙を流すと
先生は俺の前からいなくなった。