君一色




先生に責任が問われないのなら、安心して退学できる。



話がまとまり校長室を出ようとした時、
勢いよくドアが開いた。



「校長っ・・・!違うんです!」


「先・・・っ」

「高瀬は何もしてません。私が、誘惑したんです。」


何言ってんの?
なんで・・・

「私、婚約相手に振られました。だから慰めて欲しかったんです。この子が嫌がったのに無理やり」



違う・・・違うだろ?
違うって言えよ。
なんで動かないんだよ、俺の口は

違うんだって叫ばなければ・・・



真実かと疑う校長に向かって
先生は必死に訴えた。