「恭也くん、私が原因じゃないんならどうして?どうして高瀬さんの事そんな風に言うの?」
「知らない方が良いし、言えないよ。そんな意地張ってる子になんか」
わざとらしくそう言う恭也くんを見て
手に力が入る。
だって本音なんか言ったら
「ーーーーっ・・・寂しいです。」
すぐ泣いてしまうから情けないんだもん。
「よしよし。ーーーーまぁでもね、こればっかりは誰にもどーにもできないのよ。でも、和音ちゃんは違ったりするのかね。」
そう言って軽く笑うと
恭弥くんは全部話してくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…