それを聞いて、一つ疑問が湧く。


「恭也くん、もしかして高瀬さんいないの知ってて来てくれたの?」


「まーね。」

うわ・・・めちゃくちゃ良い人だ!
思わず感動してたのに、
最後に「付き合っちゃう?」とか聞いて来たのが恭也くんらしい。


「ーーーーー寂しい?」


「そんな事ないです。」

「嘘言わない。ねぇ、本音言ってよ」


「そんな事ないですって」



私の言葉を最後に、沈黙が流れる。
その間に電気が復旧したのかパッと部屋に明かりがつく。



ーーー知らなかった。
思ってたより恭也くん、真剣だ。