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「俺、バイトの人達に報告してくるから待ってて」

そう言っていつものスーパーの中に入っていった高瀬さんを
恭弥君と二人で待っていることになった。


「・・・」

いい、とは言ったものの
やっぱり恭弥君みたいなタイプって少し苦手だ。

"恭弥君"ってさっきから呼んでるのだって、
さん付けが嫌だと泣きつかれた訳だからであって・・・



「高瀬さん、余裕って言ってたけど本当かな?」

「ん?まぁー余裕っつってもあの子陰で頑張るタイプだからね」

「やっぱり」