「お帰りー!!!和音ちゃん!!」
「ぅわっ!恭弥さん!」
恭弥の存在に驚いた後、俺と交互に眺めると
和音はパッと表情を明るくした。
「高瀬さん!もしかして・・・」
「うん。合格したよ」
そう告げると
和音は目に涙を溜めて喜び始めた。
「おめでとうございます!!良かったです、本当に嬉しいっ!!!」
「わー、和音ちゃんったら俺のために泣いてくれてるなんて・・・えへへ」
何故か顔を赤くさせて照れている恭弥に
"お前じゃないだろ"と心の中で突っ込みつつも
自分も内心嬉しかったりする
こんなに喜んでくれると思わなかった
。
