ようやく呼吸が整い、汗が治まった頃。
私は高瀬さんが起きた時のためにお粥を作り始めた。





———相当無理してたんじゃないかって思う・・・

最近になって、バイトの数を増やしたって言ってた。
その事は、私が原因じゃないって言ってたけど・・・

高瀬さんは来年から就職みたいだし、そんな忙しい時期にバイトだなんて。

普通ならあり得ないって思うのに・・・。




出来上がったお粥をキッチンに残し、再びベッドの近くに腰を降ろした。

そして、高瀬さんの整い過ぎた寝顔を見ながら
小さく呟く。