私はそっとベッドに近づき 手を高瀬さんの額に当てた。 暑い気温のせいでもともと熱を帯びていた私の手でさえ、伝わってしまう程の高熱。 とりあえず・・・ 私は脱衣所でありったけのタオルを濡らし、高瀬さんの元に持って行った。 何度も何度もタオルを替え、汗を吹いたり団扇で仰いでみたりもしたが 暫くの間落ち着く様子はなかった。 数時間 とにかく必死だった。