君一色



「お前なぁ、それ以上やってっとまじで身体壊すぞ?」


「・・・大丈夫だよ。」


「やっぱ、和音ちゃんが居るから無理してんだろ。だから俺は、お前の家になんか置かない方がいいって言ってんの。」


恭弥は、
和音の件について反対していた。

まぁ・・・当然だろうけど。


それでも、恭弥が和音の責任にした事に対し
少しイライラした気持ちが起こる。


「別にいいだろ。———いいから大声出すな、頭に響いてしょーがねー・・・」



立ち上がり、鞄の中の書類を探す。