「あっ、おはようございます!」


キッチンでは、和音が何時ものように朝食を作っていた。


この家に置いてから一ヶ月になるけど、和音は常に俺に気を遣い
家事を全てやってくれていた。




「おはよ」


その代わり俺は、バイトの数をさらに増やした。

もともと暇があったわけではなかったのにバイト増やして更に休む間がなくなったのが体調崩した原因なんだろうけど。


和音は
ご飯や味噌汁をテーブルにおきながら話しかける。

「高瀬さん、今日も学校と・・・バイトですか?」


「うん。遅くなりそうだから、戸締りしといてね。」