「今日は、平日だったから、客が混まなくて、よかったな!!」



「ああ」



「つーか、お前、いっつも作り間違えることとかないくせに、なんでパフェ作ったんだよ?
今日、パフェ頼む客一人もいなかったぞ」


「さぁな」



「しかも、パフェ運んだやつ、同じ学校の奴だろ?
お前、アイツ知り合いなの?」



そしたら、先輩は、小さな声で


「悲しんでる奴みると、放っておけねんだよ」


って言った。




「はぁ?なんつったか、全然きこえねぇ」



と言いながら、2人は駅に入って行った。