無茶で最高なおバカ達☆






皐月に手を引かれ理事長室に着いた。



中に入ると机と本棚そして、テーブルと大きなソファー…てか、色々あった。



コレ何畳あんだよ。



中は綺麗で頭の上にはシャンデリアが吊るされている。



理事長室に着くまでに生徒はもー何人か登校して来ていた。



そして、何人か髪の毛がカラフルだった。




ここ…不良多いのか


私は無言でソファーに座った



すると向かいに皐月が座り電話で誰かを呼び出していた



「いいか?はやくこい」


そう一方的に電話を切って皐月はニコニコとこちらを見てきた




「あーかりっ!」


「…」


「あかりちゃーん」


「…」


「おーい!あかりー?」


「…」


「…あかりー」


「…」


「あか〈バン!


理事長室の扉が開き皐月の声をさまたげた。


腰に手を当てて茶色の髪色のそいつは肩で息をする



「はぁはぁ…皐月さん…


なんすか…はぁはぁ」


ん?



あれ?




「もしかして…タツ?」



私の声にガバッとそいつは顔をあげた




「その声は…あ、朱莉さん?」



「うん」



私がそう笑いながら答えればタツは涙を流して私を抱きしめた



私はタツの背中をよしよしと軽く叩く。




「朱莉さん


もーあんな事しないでください。




また朱莉さんが…あんな事になったら俺…




生きていけねぇよ」



「なにいってんだ。バカ」


私は笑って今度はタツの背中を撫でた。