無茶で最高なおバカ達☆







…と言えるわけもなく





「まぁ、あの時は理事長室に無事到着いたしましたので、ありがとうございました」



久しぶりだ。こんなに敬語を使ったのは




そして周りが私とこいつが話しているのを見て騒ぐ



「なによあいつ!
蓮様と馴れ馴れしく話してんじゃないわよ!」
「キモイくせに蓮様と話してそしてなにあの敬語、まぢキモイわー」
「つか、見た目もアレでしょー」
「今日も蓮様、素敵だわー」
「てか、タツ様とも少し話してたよね」
「あんなナリでなんでタツ様とも話してんだよ」
「ほんと…消えろよ






ブス」




…ブスぅぅうううううう?!


おいこら。そんな事知ってんだよ


わざわざいう必要ねぇじゃん!



「おい、さっきからうるせーぞ


静かにしてろや」


聖籃の総長の声でクラスがまた静かになった。


「先生がきますよ。
てか、迷惑なんで話しかけないでいただけます?
あと、早く座ったらどうです?」


あーこんなにしゃべらしてんじゃねぇよ。


敬語ってまぢしんどい。



「ップ…あっはっはっは!
お前まじ気に入った!いいねぇ。お前放課後空いてるか?」


「あいてねぇよ」


しまった!小さめの声だったけど確実にこいつには聞こえただろう



「え?」



キョトンって顔をする



「空いてないです。すみません。





つか、空いてる日は無いので」




聖籃の総長はフリーズしている。




「よーっし



じゃあ、授業始めんぞーって…蓮?なにしてんだ」



タツ殺気引っ込めろよ。




「や、なんもないっす」


そうかとタツは言ってこちらを見てきた



一瞬私が顔をゆがませるとタツは急いで教科書をパラパラとめくりだした。




はぁ…めんどくせぇ。



「じゃあ、教科書P36開けー」




このタツの声と共に私は眠り出した





聖籃総長、蓮がこっちをずっと見ていた事もしらない