むかしむかし、ぺんぎんは鳥のお友達でした。 鳥と同じように、自由にお空を飛んでいたのです。 ある日、1羽のぺんぎんが羽根に怪我をして氷の大地に降り立ちました。 あたり一面真っ白な氷の大地に、ぺんぎんの血がぽたりぽたりと落ちました。 ぺんぎんは痛くて、痛くて、飛べそうもなかったので、しばらく氷の大地で羽根を治す事にしました。