どうぶつ童話集。

 


「小さな可愛い白ウサギさんを知らない?」


たんぽぽに聞いたら


「私の子供達より白いウサギさんなら、さっき大慌てでお日様と反対へ跳ねて行ったわよ」


と、白い綿毛をふわふわ飛ばしました。



「大慌てなの?」


「大きな犬に追い掛けられていたからかしら」



全部の綿毛を飛ばすと、たんぽぽはそれきり何も言わなくなりました。