はりねずみはクルリと丸まったまま白ウサギに近づきます。 「ウサギさん、ウサギさん、ボクとお友達になってくれませんか?」 真ん丸のトゲだらけのはりねずみを見て、白ウサギはその真っ赤な瞳をパチクリします。 「ハリだらけでお顔も見せてくれない失礼なネズミさんはお断りだよ」 白ウサギはぴょんっと大きく一跳ねして、はりねずみを跳び越えて森の中へと帰って行ってしまいました。 はりねずみは悲しくて、 悲しくて…。 丸まったまま一晩中泣き続けました。