お日様が昇ると お母さんが原っぱに駆けてきます。 「そんなに泣いてどうしたの?」 「お空にいるキレイな金色のうさぎさんとお友達になりたかったんだ…でもお話してくれなくて」 うさぎは泣きながらお母さんを見上げました。 うさぎの目は泣きすぎて真っ赤になっていました。 お母さんはフフッと笑います。 「あなたも『お月様』に恋したのね」 「お月様?」 「うさぎはね、夜のお空に浮かぶまんまるお月様に恋をして、大人になるのよ。真っ赤な目が、その証」