「ボクはもうこんなに大きくなったから夜だってへっちゃらさ」 うさぎは原っぱまで来て明るい空を見上げます。 今日はキレイな満月でした。 うさぎは初めて見た金色の月の中に自分と似た姿を見つけて叫びます。 「金色のうさぎさん、はじめまして」 けれども話かけた相手は答えてくれません。 「ボクは真っ白だけどキミはとってもキレイな金色だね」 何度も何度も話かけたけれど、結局この日は一度も答えてくれませんでした。 うさぎはしょんぼりとして森に帰って行きました。