「ボク、お姉さんみたいに綺麗なちょうちょになりたいのに…」 アオムシはアゲハチョウの飛んで行った方を見つめて哀しそうに呟きました。 けれど… 体の小さなアオムシは、大きくて綺麗なアゲハチョウにはなれません。 アオムシは大きくなれるように毎日毎日たくさんの葉っぱを食べました。