ねこはカラスの言葉を一生懸命考えます。


「…誰かによんでもらえるから、大事?」


ねこは目を大きくして来た道を走って戻ります。

小さな男のコがねこを見つけて笑いました。


『あっにゃんこだぁ。にゃんこさんこんにちはっお名前は?』


ねこはにっこり笑って答えました。


「君が呼んでくれたら、それがボクの名前だよっ!」




おしまい。