「君はひとりぼっちじゃないよ、後ろをごらん」


ほたるが後ろを振り向くと、そこには自分そっくりな女のコのほたるがいました。


「こんばんは、あなたの光がとてもキレイだから、お友達になりたかったの」


女のコは顔を赤くしてそう言いました。


「私たちはそんなにキレイな光はもっていないもの」


ほたるはこの時はじめて、ほたるは男のコだけがひかるのだと知ったのです。

ほたるはまた川を振り返ります。


そこにはたくさんの星のひかりがキラキラと輝いていました。


次の年には

もっともっとたくさんのほたるのひかりが

キレイな川に


ほわり、、、


ほわり。。。


と飛び回る事でしょう。




おしまい。