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仕方なく学習室に向かう。
「この資料を全部ホッチキスでとめといてな。」
うわ~いくらか多いだろ。
先生はすぐ出てってしまった。
『よし、やるか。』
「なぁ、お前さ…」
太一が真剣な顔で話しかけてきた。
『何さ~。』
「やっぱ何でもねぇ。」
何だよ。
つまんねぇの。
『いった!』
ホッチキスの針を指に刺してしまった。
「ホッチキスで怪我するとかバカ?」
『う、うるさいなぁ!』
「やっとくから保健室行ってこい。」
もっとばかにされると
思ったのにどうしたんだろ?
『あ、ありがと。』