そして、次の日。 「皆ー、班別に並んでねー」 「あと、静かにな!!」 三味線の体験学習が始まろうとしていた。 ………大丈夫。実玖ちゃんがいるもん!! 私は自分に言い聞かせた。 速水君、良い人だから拒んだり出来ないからね……