それほど、あの人は危険だ。 なのになぜ京華は、龍斗さんのところに? 確かにあの人は、俺たちを助けてくれた。 中学の入学式。 ってまだ二ヶ月しかたってないけど。 もとから色素が薄くて茶髪の俺と、 好奇心から染めた赤茶髪の京華。 すぐに先輩に目をつけられた。 『てめぇら、一年のくせに調子のってんじゃねぇよ!!!』 帰ろうとしてた俺たちは、三年と思われる女5人に絡まれた。 『何か言えや。』 『すみま…『謝んじゃねーよ。