「はははっ!まぁ、仕方ねぇよな。」 「ボコボコにされたのが、トラウマ。」 俺がそういうと、陸人は 笑うと思ったのに、 急に真剣な顔つきになる。 「どこの族かわかるか?」 「鬼龍だったはず。そいつらのバイクに書いてた。」 "鬼龍"って言った瞬間 陸人の顔が、更に険しくなった。 「ナイス、春斗!」 「え?」 よくわかんなくて、聞こうとしたら 急に陸人は大声を出した。