「今の星弥は、うちの好きな星弥やない。」

うちは
そう言って逃げた

でも
逃げれへんかった

「何がいかんの?」

腕を強く捕まれた

「誰にでも優しいとこ」

私は振り払って
屋上をあとにした


ただの嫉妬だって
分かってる


でも
"うちだげ
の星弥になってもらいたかっただけ