「今日は転校生を発表する」

「先生!発表じゃなくて紹介でーす」


斗真の一言で教室が笑いで埋まる


そんで先生へブーイング


「鈴羅は先生の見方だよな」

「え!私!?ってか転校生忘れてない?」


いや…
見方って言われてもね…
どっちかと言うと斗真が正しいし


ガラッ


「保筱星弥です。よろしく」

似てる…
もしあの人が大きくなったら
こんな顔になる


「鈴羅?大丈夫か?」

春斗が心配してくれるけど
大丈夫なわけない


だって…
ずっと会いたかった人がいるんだもん


私は泣いていた…


「鈴羅…アイツは零弥じゃねぇよ」


知ってるよ
春斗に言われなくっても
知ってるよ


名前だって全然違う


でも顔が似てる