違うけど、待っててくれる

それがめっちゃ
今の俺には嬉しかった

全力で教室まで戻った

もしかしたら、帰っちゃいそうで。


「ハァハァ…、あった」

俺が忘れた英語のプリント

明日提出なのに…
なんもやってねぇ。

ふと、後ろの席を見ると
スケッチブックが置いてあった

鈴羅のだ…。


吸い込まれるように
それを手にとった

「なんだよ。これ…」


鈴羅、春斗、杏菜、斗真がいて…俺がいる