「で、どうしたの?霧夜がこんな時間にでるなんて
めずらしくない?」


「今日はバイクだから。おまえは走ってがんばれば?」


「え~。乗せてやろうか?とかかっこいい言葉いえないの?」



私はジッと霧夜を見つめる。


ジ~~~~

「…チッ」


ポイッとヘルメットを投げつけてきた。


「やった!意外に霧夜は押しに弱いよね~」


ニシシと顔を向けると、

ブオンッ!

「わあ!!」


「そんなこと言ってると落とすぞ?」