「どうもすいません。」
「いいって侑ちゃん、ここ詩蓮の家だよ?」
だからだよ!お前何様だこら。
「…で、二人はなにしに来たの?」
「私、ちょっと心配になって…」
「あ、ごめん。変なことしなかった?」
めちゃめちゃ変なことされました。
とは言えるわけもなく。
「…大丈夫でしたよ。」
「良かった。…なんでお前がいるの?」
「えー?なんでだろ。神のお告げがあって気付いたらここにいましたー、みたいな?」
「そっか。」
え!?
そこ、そっかで済むところ違くないか?
突っ込みどころ多すぎて逆に突っ込めないってこと?
「というわけで、3人で遊びにいこう!」
どういうわけだ。
本当にこいつ、マイペースてか天然?
バカなだけ?
「オレだるいんだけど…」
「えーっ」
「私も。」
「このユダどもめ!」
あなたキリスト教信者?
さっきから神とかユダとか。
「ゲーセン行こーよー。」
「1人で行ってきてよ。」
「こんな朝にまだ開いてないでしょ。」
ただいまの時刻、9時過ぎ。
