優しきキミ〜雨〜

「べつにそんなのいいって」

なんか焦ったよ。


『お願い、本当に感謝してるからお礼がしたいの』


おいおい


「マジでいいから」

こうゆうの嫌いなオレは逃げるように言いながら歩きだすと。


『ちょっと待って』

っといきなり腕を掴まれて、

なぜか強制的にアドレス交換させられてしまった。


『ありがとうね、メールするから絶対返事してよね!』


嬉しそうにしている様子、

なんなんだよこの子わ。


『じゃあまたね』

「はいはい」