花、って子が一人の女の子に声をかけ、教室を出て行った。



あたしも、ついて行った。





「ごめんねっ…あなたには、苦しんでもらうわ」


「えっ?止めて!」



その女の子から大粒の涙。



「なんでもするから!何かしたなら謝るから!」
その女の子は

「ごめんなさい!お願いですお願いです。」
と、何回か言っていた。


どうしよう‥‥


よし、行こう!って思った時だった。



「おい。お前ら、いじめんの止めたら?
こいつが可哀想ぢゃん?だから、やめろな?」



えっ?桐斗くん?なんで?なんで、こんな子何か、助けるるの?



「祐実覚えときなさいよ?」


と、女の子達はいい、去って行った。



「おい、草山大丈夫か?苦しくないか?」


「あっ、桐斗くん?苦しくないよ。大丈夫!」


「保健室連れてくから。」


と、言い、保健室に連れて行って、あたしも、行った。


「んっ…あっ…桐斗くん…まだいたんだ。」

祐実ちゃんは、起きたようだ。






「あぁ。まだ居たよ。同クラなのに、ほっとけないだろ?」



「そっか。あっ、
桐斗くんって好きな人とかいんの?」




「あぁ。一応な」



「ヒントだけでいいから、教えて!」


「んー2つ結びにメガネで、髪長くて茶髪」


「えっ、もしかしたらうち?」
「いや、」



「桐斗くん嬉しいよ!」