下着を綺麗に洗い終え、手を拭きながら向かった先はベッドルーム。 枕元に置いてあったケータイを手に取ると、『西岡 東』のアドレスを呼び出した。 コール音が切れたのは、きっかり3回鳴り終わった時。 「…んぁ?飛鳥ー?」 寝起きなのだろう、受話器の向こうでのんびりした声を出す東に 私は、 『部屋に来て!!そして聞いて!!これは総長命令ですッ!!!!』 必死にそれだけを言うと、ぶづっと勢い良く通話を切った。