『……やっべー…』 まさか、フルボッコにした組織の総長がこの学校にいるとは…夢にも思わなかった。 とりあえず、校庭には絶対に行けないな。バレた瞬間に目をつけられるのは勘弁だし。 それに―――… 『あーあ。どうすっかなぁ……』 考えそうになった過去を、強く頭を振る事で打ち消す。 そしてそのまま、猛スピードで校庭から遠ざかる私を……