……しかし。
『あ、ありが「――おっと、話はここまでだぜ総長さん」』
私が改めてお礼を言おうとすると、したり顔の睦月に言葉を遮られた。
思わずキョトン、としていると
「それは、俺らだけに言う言葉じゃないだろッ!」
『え?う……うわぁっ!?』
睦月は唐突に私の手を取り、そのまま走り出した。
『ちょ、おま…どこに行くんだよ!』
「いーからいーから!」
楽しそうに笑う睦月に手を引かれ、バンガローを飛び出す。
全力疾走する私達の後ろに、笑顔のリョウと恍太が続く。
――時刻は、午前0時を回ったところ。
服は冷や汗で濡れてて気持ち悪いし、寒いし…なんて考えていた私は。
『ったく、なんなん……ッ!』
予想外の光景に目を見開いた。

