総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜





(……ありがとう、大輔)



私は心の中で呟くと、ギュッと自分の拳を握った。


そして早速、頭の中で今から仲直りのシミュレーションを始める。


と、その時…私の肩に、フワリと何かがかけられた。


驚いてそちらを向けば、視界に入ったのは――…



『私の…特攻服……?』



限りなく黒に近い、青色の特攻服。


[裂空]の総長である、証だった。



『…………』



私は視線を上げると、これを肩にかけた張本人である恍太を見つめた。


恍太は、私の視線に気付くと



「飛鳥。これは、お前の――総長のモノだ。そうだよな?」



静かに、そう問い掛けてきた。