総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜





――だけど、今なら。


正面からぶつかる事を『友達』に教えてもらった今なら、分かる。



(あの頃の私は結局、そうやって自分を責める事で大輔と向き合う事から逃げてたんだ……)



大輔は、基本的に嘘はつかない。


だからきっと、あの時大輔は『本気で』仲直りしようとしてくれていたんだろう。


それなのに……私は、なんて最低な態度を大輔に取ってしまったんだろう。


大輔の事を考えず、自分の事ばかり考えていたから……。


――そこでふと、私は二週間前の大輔の言葉を思い出した。



『嫌なら、俺と戦え。俺から、過去から、目を逸らして逃げようとするな。

【戦わない】なんて誓い、さっさと破り捨ててしまえ』



……あれはきっと、過去に捕われたまま一歩も前に進めていなかった私に向けられた言葉。


そして…過去を言い訳にして、大輔と戦う事を拒否しようとした私への戒めだったんだと…ようやく気付いた。