総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜





(……嫌だ!この先は見たくないッ!!)



だって私は、この光景の結末を知っている。


何度も思い出した。何度も後悔した。


だからもう、これ以上は――と思った瞬間。



『【悪鬼】?……オイ、しっかりしろ!』



切羽詰まった私の声が、こちらへ響いてきた。



(あ………!)



思わずそちらを向けば、目に映ったのは困惑したような表情のまま敵を蹴散らす私。


そして――



『あ、…あははははははっ!』



とても楽しげに笑いながら、動かなくなった相手を蹴り飛ばし続ける…大輔の姿だった。